GW目前の先週、蓮田支部では『春の公開練習』を開催。
ミニ演武会や体力作りの様子をご覧いただきました。
今回は初めての子もいましたが、出演した道場生の皆さん 上手くできましたか?
ご覧いただいた保護者の皆様、いかがだったでしょうか?
初出演の中には入塾後わずか1ヶ月の子もいましたが、週2回の稽古で集中して準備したので、なんの違和感もなく演武できました。
公開練習時に保護者の皆様に「子どもたちへの応援」をお願いしましたが、その主な詳細は下記の「環境作り」です。
① 稽古
② 学びの機会
③ 目標
① 稽古:
まずは、稽古に少しでも多く参加してください。
着目すべきは、道場への在籍期間ではなく稽古への参加回数です。
特に少年部は、時間管理(稽古日を確保するスケジューリング)や体調管理を「親の力」に大きく依存しています。
お休みが多いと、週ごとにつながっていくストーリーが分断され理解できなくなるので、お休みした分は振替などを使って「空白期間」を作らないようにしてください。
また、最近は「子どもの意思を尊重する」という考え方が主流ですが、学校でも同じようにしますか?
もちろん、いじめなどがある場合は緊急回避が必要ですが、漠然と「勉強嫌い」「行くの面倒くさい」で休ませますか?
「稽古に行きたくない」なら理由を話し合ってください。
「みんなのように上手くできないから」と言われたら、「みんな最初からはできない」「できないから稽古に行く」「行かなければ もっと差がつく」ということをご家庭でも伝えてください。
② 学びの機会:
上達しない子の特徴は、稽古で何をしているのかわかっていない。
そのため、習ったことを覚えてやってみせればいいという基本的な「学び方」が理解できない。
審査でも試合でも無料で見学できるので、こういうことができれば良いのだということを自分の目で確かめてきてください。
最初の審査受験は、幼児でも合格できる程度の内容に設定してあります。
それができていないようであれば、まずは「覚えることを覚える」機会を作ってあげてください
③ 目標:
審査や試合には参加しなくてもいい。
大きな声で挨拶ができるようになればいい。
という保護者の皆様もいらっしゃいますが、ただ稽古に来るだけで その目的は達成されていますか?
稽古中は周囲につられて大きな声を出している子も、道場を離れた時にひとりでもしっかり挨拶できるでしょうか?
それができるためには、演武会や審査などのステップを乗り越えていく必要があります。
そして、個人的に「究極の挨拶」は試合にあると思っています。
そこにたどり着くために、まずは1回目の審査に合格してください。
最初の壁は十分低いです。
でも稽古をしなければ合格できない絶妙のラインです。
だから、空手を辞めたいという言い張る子には「1回だけ審査に合格して全然嬉しくなければそうしよう」と決めてもらってもいいです。
もうちょっと高めに「試合で1勝したらね」と目標を設定できたらベターです。
人生の早い段階で、一回で良いから何かに一所懸命取り組んで、親に与えられるのではなく自分の力で栄誉を手に入れる経験をさせてあげてください。
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