螺旋階段は、上から見ると ぐるぐる回って 同じ場所に戻っているように見えますが、横から見ると 1周するごとに1段階ずつ高くなっていきます。
空手の稽古も、こうあってほしいものですね。
稽古では 同じ内容を定期的に繰り返し説明していますが、ただ同じことを反復するのではなく 一巡するたびに確実に次元を上げていく意識を持ってください。
例えば、空手を始めた日から稽古している「順突き」は、同じ動作のようですが 白帯と黒帯では明らかな違いがあります。
稽古をするたび、級位が上がるたび、成長していった結果です。
逆突き然り、前蹴り然りです。
稽古を重ねることで、最初の説明では聞き取れなかったり 理解できなかったりしたことが「見えてくる」瞬間があります。
それを意識して稽古をすることで、最初はできなかったことが ふとできるようになる瞬間があります。
大切なのは、惰性にならず 毎回 何かを吸収しようとする姿勢です。
「フィッシャーのだまし絵」のように、同じ場所をぐるぐる回っている人はいませんか?
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