快進撃を続けるボクシングの井上尚弥選手。
その強さの秘密を 名トレーナーの方たちに分析してもらった「Number web」の記事が興味深いのでリンクします。
詳しくは 実際の記事を読んでいただくとして、目に留まったのは「ボクシングを始めた人が最初に教わるような技術で勝っている」ところが凄いという部分。
以前、一般部に 若い子が来て、練習して、初めて試合に出ようとなったとき、「じゃあ、試合で使える必殺技を教えてください。」と言われたことがあります。
すでに、稽古を積み重ね、意味を理解している 先輩方からは 微妙な空気が・・・。
答えは、
「特別な必殺技なんかないんだよ。今まで教えた技を どれだけ使いこなせるかだけ。」
強いて言えば、試合に出てもいいよという時点で、必殺技になりうる 突きも蹴りも教えてあり、あとは本人が いかに その技を身に付けているかで決まります。
「必殺技」とは、「誰も使えないような技を使えることではなく、誰もが使える技を誰にもマネできないように使いこなすこと。」
実は、「スペシャルローリングサンダー(※)」も「ギャラクティカマグナム(※)」もないんですよ(わかってたか)。
どの「突き」でも、どの「蹴り」でも、完成度を追求すれば、そのひとつひとつが必殺技となり「一撃必殺」の威力を持ちます。
そのレベルまで技を磨き上げることが重要であり、たいへんなんですけどね。
※ わからない人は、お父さんに聞いてみよう。わからない場合は、「リングにかけろ 必殺技」で検索。
「Number」には、
「オールマイティー」「特徴がない」「個性的じゃない」「クセがない」「特別ではない」
と同じ意味の言葉が繰り返し出てきましたが、その中から「井上 = 〇〇」という個性が滲み出てきたら、もう本当に手のつけられない怪物になってしまうんでしょうね。
実際、左ボディが そうなりつつあるので、今度は「来るとわかっているのに倒されちゃう」という神の領域に達してしまうかも。
これから、試合に挑戦していく人は まずは基本に忠実に 技を磨こう!!
千鳥のノブさんに「クセが凄い!!」とツッコまれないようにね。
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