激しい風が吹いて初めて強い草を見分けられるように、困難にあって初めて意志が強い人だとわかること。
現在、世界規模の困難にあって、各国・各県のリーダーの力量が試されています。
強いメッセージを出せる人は、育ってきた環境によるところが「大」。
その時はストレスだったかもしれませんが、小さな壁を少しずつでも自力で乗り越えてきた人間は、大きな障壁に直面したとき、その強さを発揮します。
逆に、温室育ちの人は、外の世界に出たとき いきなりの逆風に根っこからポッキリ…なんて場合も。
だからこそ、少年部の皆さんには、今のうちに 空手を通して「勁草」となり得る力を身に付けてほしいですね。
「悔しさをバネに」とは言うけれど「嬉しさをバネに」とは言いません。
勝った後に、頑張れるのは当たり前。
負けた後にどうするかで、その人の価値が決まります。
人生、全てに勝てるわけではないけれど、勝つために積み重ねてきた「バネ」は、その後の人生でも必ず生きてくるはず。
空手には、審査の合格・不合格、試合の勝敗、あるいは それ以前に稽古内のチームテストでも壁がいっぱい。
でも、それはわざと作ってあります。
いきなり黒帯、いきなり大きな大会で優勝は無理ですから、小さな壁を課題として与え、それに挑戦する中で「大きなバネ」を養っているのです。
いろいろな意味で苦境に立たされている今だからこそ、皆さん、諦めずに「バネ」を貯めておいてください。
そして、空手に関する活動が全面解禁されたとき、さらには、いつか空手を卒業した後の人生においても、大きな逆境にぶち当たったときは、その「バネ」の力で乗り越えていけるようになっておきましょう。
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