こういった審査のお手伝いには 2つの意味があり、受験者のためだけでなく 自分自身のためでもあるということを覚えておいてください。
日常の稽古では、間違えずにできていても、本番には弱いタイプの人もいて、自分自身が受験する本番の審査では、緊張感から慌てて間違えてしまう場合もあります。
しかし、例えば、約束組手の相手役を務める事で、日常の稽古とは違う本番に近い緊張感の中で、技を出す経験ができます。
また、自由組手では、自分より体格的に小さい子やキャリアが浅い人の相手をする中で、余裕を持って対処することが練習になり、自分と同レベルや上のレベルの人と組むのとは違う経験もできます。
歴代の黒帯の子たちが上手くなった要因のひとつに、早い段階から 積極的にお手伝いに参加して、経験値を上げていったからということも挙げられます。
だから、現在 中上級者の人たちも、他人に任せっきりにしないで、積極的に手を挙げて参加してくれるといいと思います。
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